禁煙外来に掛る費用について

禁煙外来は禁煙補助薬を使用して行われます。
経過を見守る中で離脱症状が起こっても上手く乗り越えられる方法を指導するなど、禁煙に対してのサポートを受けることができ、かかる費用もたばこ代の支出と比べて安く行うことができます。
一般的に8~12週間の通院治療を受けた場合の自己負担額は13,000円~20,000円程度であり、たばこ代の24,000円~36,000円に比べ、約半分程度の費用になります。
大手製薬会社が掲げる概算シュミレーションで見た場合、例えば、一日の平均本数15本であれば5.8~8.9週分のたばこ代が禁煙治療達成金額となっています。

禁煙外来による治療は、2週間または4週間に1回の、合計5回の受診が必要です。
1例をあげれば、まず初回の内容には開始のための条件確認等のカウンセリングや説明アドバイス、問診とTDS、吸気一酸化炭素の測定、チャンピックスの処方があります。
因みにTDSとはニコチン依存症を判定するテストを指します。
費用内訳はクリニックが初診料2,730円・ニコチン依存症管理料2,300円・処方箋料680円で合計5,710円、薬局での費用がチャンピックス錠0.5mgとチャンピックス錠1mgの各1週間分と調剤料として6,100円かかり、保険診療3割では3,510円、1割負担では1,180円が合計の金額になります。

2週間後の再診1回目から8週間後の再診3回目までは同じ内容になり、呼気一酸化炭素測定、診察、説明アドバイス、チャンピックス錠の処方が行われます。
費用内訳は、再診1回目であれば再診料1,230円・ニコチン依存症管理料1,840円・処方箋料680円で合計3,750円、薬局分としてはチャンピックス錠1mg2週間分・調剤料が8,000円かかり、3割負担での合計は3,520円です。
以降、4週目(再診2回目)で5,530円、8週目(再診3回目)では5,530円が治療費になります。

12週間後(再診4回目)は禁煙外来の最終回です。
最終回には呼気一酸化炭素測定と診察、アドバイスが行われ、費用は薬局分が無く920円になります。
概算で計算すると合計自己負担が3割では約19,000円、1割では約6,400円になり、安く受けられることが理解できます。

禁煙外来で保険適用となる条件

たばこを止めようと考えている方にとって、禁煙外来は医者がパートナーとして禁煙を手伝ってもらえる良い選択肢になります。
通院にかかる費用も喫煙を続ける費用より安く抑えられますが、ここで注意しなければいけないのが保険診療ができるかどうかです。
禁煙外来で保険診療を受けるには、4つの条件があります。

まず、ニコチン依存症のテストで5点以上となっている事です。
テストは簡単なチェックシートにチェックを入れるだけで済みますし、チェックシートはオンライン上で気軽に利用できます。
通院前にとりあえずテストを利用してみると良いでしょう。
ニコチン依存症や離脱症状が出ているのであれば、概ね5点以上にはなるので条件はクリアできます。

次に、1日の平均本数とこれまでの喫煙年数の積が200以上ある事です。
例えば、1日平均10本のペースで20歳の時から40歳までたばこを吸い続けた方は7300となるので条件クリアです。
ただし、35歳未満の方はこの条件は問われないので、200未満でもクリアしたと同じ扱いになります。

この他にも、今すぐ禁煙したいと思っている事と、禁煙外来で治療を受けると文書で合意している事があげられます。
以上4つの条件がクリアできれば保険適用となり、保険診療が受けられるでしょう。

実際の診察では、初回の診察でニコチン依存症のテストを行って保険診療が可能であるかを調べる事になります。
その後は一酸化炭素の測定を行った上でカウンセリングを行い、禁煙開始日を決めたり禁煙を上手に行うアドバイスを受けたりします。
最後に、禁煙補助薬を選んで禁煙のスタートとなります。

禁煙補助薬は様々な種類がありますが、チャンピックスを始めとして禁煙時の離脱症状がおきにくくする物や、たばこを不味く感じさせる物等が利用されます。